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リーダーとは(5) リーダーとなるために

◆リーダーとなるために

漠然とした話だけでは分かりにくいので、具体的にまとめよう。リーダーとなるために本質的に必要なのは、次の4つである。

@ 実行したいことの理由を心から持っている
A 筋を通せる
B 3桁以上の仲間を必要としている
C 覚悟を持っている

理由・信念・理想・理念を持たない人間は、複数の他者の心を動かすことは不可能である。うわべのものは、いずれ馬脚をあらわすのだ。
またそういった理由・信念・理想・理念は、歴史・社会の流れ・他者の心・礼儀といったものへの配慮を徹底的にする積み重ねによって、説得力を手に入れる。
そして、ひとりの人間にできることは限られている。他者に頼らなければ、物事の実現は不可能である。だからこそ、強烈に仲間を求める。2桁以下のコントロールできる量の仲間で満足するのは、マネージャーであり、リーダーではない。リーダーとは、3桁以上の仲間を渇望する。だから、多くの人間を動かすことができる。
さらに、どんな人間が集まり何が起ころうが、全ては自分の責任に出来る覚悟を持っていなければならない。どんなに困難があっても、最終的には実現させるという覚悟がなければならない。

実現させるという気持ちがある。発言・行動の全てに筋が通っている。仲間を求め仲間を大切にする。絶対に逃げないという覚悟を持つ。
その4つがある人間を、他者はリーダーとして認め、ついてくる。

文責: 小池宙

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